川崎仙台薪ストーブの会:地下びき木だしそり

大人の遊園地で昨10日に新遊具「地下びき木だしそり」を使って「予定通りの成果で切株をよけて集材機でおろすことができた」とのこと。仕掛け人のog氏のフェースブックの写真を転載します。   
 この材を下すのでしょう。下方に集材機が見えます。

 この丸木舟の半分みたいなものが「地引そり」のようです。

 先端にアールがついているので「切株をよけ」られるのでしょうか、それとももっと深遠な仕掛け?実際をみるのが楽しみです。

大人の遊園地:北沢2本目の橋

晴 ほぼ無風でした。

云うまでもなくYA氏作。バックは我家のヨツールF500です。来年は猿のように軽々と枝を伝って伐採しましょう、なんてことは間違っても云う人はありませんよね。

 小屋に今朝集まった人たち。現場に直行して作業をしていた人は写っていません。手前にあるのはハクスバーナ3120XP、120ccの強力エンジンです。

 今日の主目的はちょっと先の伐倒現場へのアクセスのためにやや下流に2本目を架橋とのこと。前回の作業日に尾根の向こう側から運びこんで適当に置いていた杉材にスリングをかけ、木からつるした滑車を使って集材機の動力で持ち上げ、並べ変えているところです。

 こちらはハスクバーナを使っての橋板の製材。さすが120ccと長年のコンビの熟練作業でみるみるうちに1枚目が出来上がりました。

都合で早く帰りましたが、架橋も5回目ともなると手際もよく、今日中に完成したとのこと。もっともこのsaruhanatreeが樵日誌になるきっかけになった最初の架橋の時(http://d.hatena.ne.jp/saruhanatree/20100728/1280317551)には動力は全くなく、すべて手作業でしたし、製材も小さなチェーンソーで細い杉丸太でやっていました。伐倒するひとやお昼の準備をするひとなど手際よく分業。

今日は本年最後の作業日。来年も宜しくお願い申し上げます。

川崎仙台薪ストーブの会:ツリーハウス

曇 12月末とは思えない暖かい無風の日でした。間違えてフキノトウが顔をだしていたとか。

YA氏作のツリーハウスの模型です。実物が欲しいな。

絶好の日和で人数も十分、玉切材はできたのですが動力機械が皆調子悪くて人手で下したり転がしたりで効率はイマイチの一日でした。

川崎仙台薪ストーブの会:北風と太陽と薪の乾燥

晴 北風が冷たかった

稲でも薪でも乾燥に効くのは日光より風通しだ、とは農家のok氏の言です。そこで11月11日に伐倒したコナラを翌日四つ割り(それぞれ約5kg-普通の薪よりかなり太目)にして
1. 隣家の日蔭で北風が吹き抜ける薪棚の最上部
2. 日当たりの良い南面窓下の一番上
3. 居間
の三ケ所に置いて重量変化を測ってみました。

 ひと目で分かることは居間に置いたもの乾燥が段違いに早く、20日も経てば重量はほぼ一定(初期重量の73%)になることです。一方、日当たりの有無では大差ありません。薪の乾燥にはお天道様でも北風でもなく置かれた環境の湿度が一番効くようです。1と2の差は日当たりよりその場所の湿度によるのかもしれません。その答えはもっと時間が経てば分かるはずで、いずれまた後に。
よく、薪は燃す前に一年はおけとか二年が望ましいなどと書いてありますが、この図からは乾いた場所に保管するかぎりそれほど長く置く必要はなく、また日照はあまり気にする必要はない、ということになりそうです。

今日は19名が集合。薪割り隊

と伐倒隊に分かれて作業。

私はぬくぬくと火の番、のはずが、3時までに燃え尽きるようにとの元消防団員の厳命で最後の一時間はつめたい北風の中で燃えさしを団扇で一生懸命煽ぎました。

大人の遊園地の新遊具で遊ぶ人。

運んだ杉材でここに新しい橋を懸けるそうです。但しこれを運んだ後新遊具はあえなくダウンしたとのこと。

データ:t(時間)=0の重量:?4.5kg, 5.2kg ?5.5kg, 5.7kg ?4.8kg, 4.0kg
の平均。この際表面積/重量比の違いは無視することにします。

川崎仙台薪ストーブの会:新しいフィールド

晴 未だ晩秋の気配でした。参加12名

新しいフィールドは小屋のある谷からひとつ北側の尾根です。既にかけた橋(http://d.hatena.ne.jp/saruhanatree/20150321)を渡って杉木立の間をちょっと登った先なので写真に示したあたりでしょう。

まずはインフラ整備から。左上に橋が見えます。

クローラが通れる道ができました。軽トラはちょっと無理そう。土はホカホカした腐葉土です。

登った先は既に下刈りがしてあり、4,50齢のコナラ、サクラ、ホウノキ(実は分る樹種をあげただけ)などの混合広葉樹林です。炭窯の跡らしきものもあるとのこと。年輪を丹念に数えたら腹帯で最後に炭焼きをした年がわかるかな?

萌芽更新と思われる、2,3本が根元でつながっている木も多く見かけます。伐倒訓練中。

何故かギャラリーが多い。隊長が伐倒しても誰も見向きもしないのに。

今日のひと日を終えたのに次回にどれをどの方向に倒そうか思いわずらっています。

川崎仙台薪ストーブの会:薪ストーブ屋さんとDNA

世の中には火を燃すことの好きなひとと無関心なひとと2種類いるようです。今はやりの云い方をすれば火を燃すことの好きなDNAを持っているか否かの違いなのかもしれません。

 ヒトの進化の過程でネアンデルタールなどいくつかの亜種が分化したがそれらはいずれも絶滅し、現生人類だけが今に残っている、と習いましたが最近のDNAの解析からはちょっと違う説がでているようです。

 

人類はアフリカに起源を持ち、まずネアンデルタール人が欧州、西アジアに広がり、遅れてやはりアフリカで進化した現生人類も同じ道を辿って世界中に拡散したが、その過程で両者が共棲した時期があり、図のような地域、時間で混血が生じた。そこで現生人類は皆(アフリカ南部のヒトを除く)ネアンデルタールのDNAを2%程度はもっているとのこと。
 最先端の科学者が神の手を持って成し遂げたように思えることも数年後には新入りの大学院生でもできるようになるのが科学の世界です。一方では新しい技術をすぐ使ってお金もうけをしようとする人が現れるのも実際の世の中です。個人のDNA配列のすべてをルーチンワークですべて決められるようになるのはそう遠い将来のことではないでしょう。一時話題になった名簿屋のように本人の知らぬ間にDNA情報が出回って目先の利いた薪ストーブ屋さんは火を燃すことが好きなDNAを持つひとの情報を裏から買って営業するという時代も来るのかな?
 

 今日集まった火を燃すことの好きなDNAを持ったヒト達、総計16名いました。


 昨日までに伐倒、玉切りはほぼ終了したとのことで、今日の仕事は搬出。現場から直接軽トラに載せられることのなんと素晴らしいことか。


 会長宅前に運んだ軽トラ14台ぶんの玉切材です。


 立つ鳥跡を濁さず。次回にクローラ等を運び出してこの現場は終わりとしたいが天気予報が微妙です。一度雪が降ったら4駈軽トラといえど登ってくるのは難しくなります。


 左上から時計回り、左の傾いた木が目印になる上と同じ場所の一週間前。切株を利用したソーチェーン研ぎ台。楔を打ち込むと固定されます。足がついたやっぺい2号。どちらもYA氏作。狂い咲きした(多分レンゲ)ツツジ。5月にはあたり一面に咲いていました(http://d.hatena.ne.jp/saruhanatree/20150502)。

川崎仙台薪ストーブの会:ディスプレーとしての薪

快晴 暑くも寒くも風もない最高の仕事日でした。


道路からよく見える場所に薪棚を、お天気と体調が良い日だけ、5分働いては30分休むというペースでひと夏かけて作りました。上段にある、切口が白くて太い8本が先週貸付森林から搬入したものでその他はずっと以前から我家にあるものです。下段に押し込められているのは先日腹帯伐採地南側尾根から下したもので、上段のものとの質の違いは歴然で、他のそのお仲間は人目につかない軒下に保管しています。


 今日伐倒したクヌギです。ほれぼれします。この類をいくつか持ちかえったので見映えするよう近日中に薪を入れ替える予定です。キノコが分解しても人間が燃しても地球温暖化への影響は違いありませんが、どうせ同じ手間をかけるのですから綺麗な薪を気持ちよく燃やしたいものです。

 朝仕事前のコーヒータイム。後ろに見えるのはMELONさんのツリーハウスです。場所をお借りしています。

 
伐倒する木の順番と方向について鳩首会議、


 
チルホール(手動ウインチ)と岡目滑車を使って重力に抗して伐倒。


YA氏作のやっぺい像と本物の比較です。目と唇が違うかな?