川崎仙台薪ストーブの会:天水尊、路地尊の奨め

雲も風もない快晴 
今日は薪の会有志による旧伐採地の下草刈りとのこと。冷やすものを差入れに行きました(冷やかしにではありません)が、暑い中本当にご苦労様でした。こんな時はザッと一雨欲しいところですが、その雨水利用についてひと言。

 

大震災の断水で大いに役立った我家のウイスキー樽の雨水貯水槽をとうとうプラスチック製品に換えました。震災時も既に腐りかけていたのですが、幸いあの時は寒くて漏水がつららになって凍りついてちゃんとお役を果たしてくれました。
 天水尊とか路地尊とかは私が生まれ育った墨田区が作り出した用語のようです。墨田区隅田川荒川放水路に挟まれ、竪(タテ)川、横川等名前の通りの運河が今も縦横に走るゼロメートル地帯です。北十間川の北にあった堀は埋立てられてしまいました。丸をつけた直線道路がそれです。


 こうした地形なので最も起りそうな自然災害はゲリラ豪雨による短時間・局地的な排水量不足による出水です。そこで墨田区はちょっとした公共スペースに地下貯水槽を作ってミニ遊水地とし、家庭用の天水桶の現代版にも補助金をだしているそうです。国技館は大規模に雨水を中水として利用した最初の例だそうで、あまり報道はされていませんがスカイツリーには更に大規模な地下貯水槽があるとのこと。
 河岸段丘や丘陵にある仙台市中・西部の住宅地では遊水池としては必要ないでしょうが、地震による断水に備えての雨水貯水槽はお奨めです。