川崎仙台薪ストーブの会:N氏追悼と”survived”

冬型 西部山沿いには大雪警報/注意報 仙台から見る山は雪雲に覆われ、晴れたり時雨れたり

先日N氏の訃報が伝えられました。骨折を克服して薪の会の活動にもようやくまた参加されるようになったのに。1941年生まれとのことですから73歳、早すぎます。しかし、入院する旨事務局にご自分でお電話された翌日だったとのこと、長患いの末、とは程遠かったようで同年輩の者としては羨ましくも感じます。

 小柄なのに力持で重い杉材運びの先頭に立ち(2012/9/26)、
 身が軽くて急斜面でもすいすい登りました(2011/9/17)。
[カラオケがお得意で浪曲調のものの台詞回しは絶品だったとのことです(2014/1/24)。
出稼ぎの際に六方山のご自分の山荘を提供して下さり、お昼時は俄のパーティーになったのも思い出です(2012/4/12)。

もう一枚、大木と格闘した後の樵仲間と記念撮影(2013/1/19)。

 謹んでご冥福をお祈り致します。


ところで日本では訃報には普通“喪主”とその続柄を書きますがアメリカで必要なのは“誰にsurviveされたか”です。Googleをひいたらトップにどこかの新聞の例文がありました。
He is survived by his wife, Dora; two children; and three grandchildren.
サバイバルは今や日本語ですがsurvive≡生残ると直訳してしまうとまるで家族でライオンに襲われたあとのような感じになってしまいます。この新聞では名前を載せるのはwidow(er) に限るという規則でしたが、このwidower、寡夫という字が辞書にはあるものの、本当に対応する日本語は見当たらないようです。
 近い研究分野でノーベル賞を受賞したRichard Smalleyへの追悼が次の文で終わっていました。
He is survived by his fourth wife, Deborah Sheffield, whom he married shortly before his death, and by two sons - Chad by his first wife, and Preston by his third, JoNell Chauvin.
業績だけでなく、私生活の華やかさでも大差がありました。

 アメリカでは追悼文を書くのも大変ですね。今の奥さんが何番目か、とかex.wifeの名前まで知っている必要がある?!

 ここ数日lumberjackclubはイノシシ肉の話題で盛り上がっていたようですが、手違いで私には情報が伝わらず蚊帳の外でした。今日のB作業の際には燻製とかワイン漬が差入れられたそうですが味わった人、どなたか写真を撮っていませんでしたか?