川崎仙台薪ストーブの会:森のもの好きが雨の中架橋

小雨 涼しかった。仙台の最高気温21.7℃

「森の道楽」という本があります(藤澤和人、コモンズ、2009)。普通のサラリーマン(著者がそう書いています)がもうちょっと広い家庭菜園をと小さな森を買ってはまり、だんだんと広い森を求め、不要な木を伐って自分好みの植物を育てながら家族と楽しむ話です。
 好きな(そしてたぶん経済的には何の益もない)ことが「趣味」でしょうが、「道楽」との違いは?「絵が趣味」といえば日曜画家を思いうかべますが、「絵が道楽」といえばお金にあかせて有名画家の絵を蒐集するイメージでしょうか。もっとも銀座の画廊を借り切って個展をひらき、寝床をしっかり実演するひとも少なくないと聞きますからそうなると道楽の領域にはいるのかも。

 気に入った植物の場所はGPSで記録しておくというのですから相当の広さでしょう。いくら山林にしてもサラリーマンがお小遣いでというわけにはいかないでしょうし、ついには森林インストラクターになってサラリーマンをやめたそうですから、この本の場合やはり「道楽」がふさわしいようです。

 ある時著者紹介に趣味をと云われたので「木を伐って燃すこと」と書いたらクレームがきました。これは趣味とは見做されないようです。まして道楽に昇格することは絶対にないでしょう。紫檀の薪でも作って燃して香りを楽しむか。
 今日は現場に到着したとたん霧雨から本降りに変りました。中止と決めて小屋で四方山話をしていたらこやみになったので作業開始。一度はじめたらまた降り始めても乗りかかった船です。

北沢の橋を拡充することにしてその材料として南側沢にふんだんにある風倒木を搬出
材を並び替え
太い材は上を平らにしてしっかりワイヤで固定。このワイヤは軽架線用が摩耗したもの。
その間女性陣は落ちた玉切材(後ろの太い80cmはかなり重かったはず)や小枝を引き上げ沢を整理してくれました。そちらのほうが重労働です。
で、記念撮影。セルフタイマー使用。

雨の中のこんな作業は趣味ではないしましてや道楽にはほど遠いし。もの好きとか云いようがありません。

こうなると玉切材の搬出にネックとなるのがこちらの橋です。これも付け替えたくなりました。


時計廻りに クキグロセンノウ ミヤマクワガタ ウラギンシジミ ダイミョウセセリ