川崎仙台薪ストーブの会:窒素は有害物質だって!

無風快晴 雪は締まっていて絶好の作業日和 16名が参加

皆さん、四六時中吸っている窒素は有害物質だって知っていましたか?環境省の“地球温暖化対策と大気汚染防止に資するコベネフィット技術等の評価検討業務報告書”という何だか分らない題の文書(http://www.env.go.jp/air/co-benefits/conf_tech/h23_report.pdf)に“(燃して排出される成分に)有害物質等(硫黄、窒素、塩素、ヒ素カドミウム、クロム、銅、鉛、水銀、ニッケル、亜鉛、鉄、アルミニウム、塩化ナトリウム、窒素、フッ素等)を含む可能性がある”と書いてあります。窒素は2回もでてきますからよっぽど危険なんでしょう。

 数日前「仙台市環境局環境対策課大気係技師」という方の訪問を受けました。どうやら煙について苦情があったようです。20年間薪ストーブを使い続けており、煙突の位置は全く問題ないと思っていたので吃驚でした。その時に貰った(というより奪い取った)パンフレットが上記の文書の抜粋でした。

 この文書は環境省から丸投げされた「株式会社森のエネルギー研究所」というところが立派な肩書の「有識者・専門家」を集めた「検討委員会」をバックに作ったようです。

 その「調査の内容・実施方法」はなかなか正直です。「インターネット」という言葉が頻繁にでてきます。要は実際を知らない下請けの人がネットから適当に「コピペ」してでっちあげたもので、「検討委員」も真面目に読んでいないから窒素が有害などというとんでもない記述があるのにも気がつかない、ということでしょう。

 一体環境省は「森のエネルギー研究所」にいくら払ったのでしょうかね。薪ストーブの会に下請けさせてくれれば半額でもっとましな報告書を書いたのに。実際を知っているのですから。肩書きだって負けないぞ。

 市職員の方も何か対処したと報告をしなければならないでしょうから、「日中は燃さないようにする」ということにしておきました。もともと昼間燃すことは滅多にないので実害はありません。前夜の熾きが残っていたらそれはやむを得ないことです。
 

好天の下、まずは雪に埋もれた材の掘り出しから。


モノケーブル架線による集材が大車輪。


      今日のお昼をおいしく頂きました。