川崎仙台薪ストーブの会:釜房湖畔の別荘−のつもり

ここ何日かずっと梅雨空

7月も終わりです。結局今月は腹帯伐採地では1回しか活動できず、ストレスがたまっています。


地図をみるのが好きです。山登りをしていた半世紀ほど前は1/5万地図が次第に1/2万5千図に置き換わっていく時代でその違いに感激したものです。今一面270円、日本全土で4000面強とのことですので全部で100万円ちょっと、出せない価格ではありませんが、たとえ買ったとしてもすぐ見られるよう整理しておくことがどんなに難しいかは書店で購入しようとした経験がある人はお分かりと思います。

ネットのお蔭で今では全国どこの2万5千図でも居ながらにして見ることができます(http://watchizu.gsi.go.jp/)。ひとつの画面で見られる範囲が狭いのが難点ですが。上級者は未知の土地の地図を見ていろいろ想像を巡らして楽しむとのことですが、私程度では知っている場所を再確認するくらいが関の山です。で、在仙の薪ストーブの会会員にはお馴染みの釜房湖の堰堤付近の図です。湖面の標高は150m以下であることがわかります。山百合が咲いていたのは釜房大橋からダムへの道の右の崖記号のところです。

我家は仙台の中山大観音の裏で、すぐ傍に165mの標高点があります。釜房湖の湖面より高いんだ!それに気がついてから以降自分は薪ストーブを備えた高原の別荘に暮らしていると思うことにしています。何の足しにもならないか。

ここ2,3日ウグイスが良い声で鳴いています。生まれ育った東京を離れて仙台に住むようになって驚いたことのひとつは夏にもウグイスがいることでした。東京の下町にもウグイスはきますが初春だけで、夏には高原に行ってしまいます。仙台郊外は高原です。

某有名雑誌に「ノンフィクション作家」という肩書のひとが「東京ではとうに散った桜がまだ残っていた。あたりではホトトギスがうるさいくらい鳴いていた」と書いていました。ウグイスを知らない日本人もいるんですね!ちゃんと現場に行っているんだ、ということを印象づけるためにさりげなく入れたつもりの一言でしょうが、これってフィクションなんでしょうか、ノンフィクションなんでしょうか。

ついでながら腹帯伐採地の標高は300mくらいです。山形自動車道をくぐるあたりが250mですからだらだらですが結構登っているんですね。というより折立(100m)から南吉成あるいは茂庭台(どちらも約200m高)への坂が急坂と云うべきでしょう。

高原生活はよいとしても - - - 今年は東北大青葉山キャンパスで熊目撃情報がしきりです。有刺鉄線をはって熊の領域と人間の領域の違いを理解してもらう作戦のようですが、うまく棲み分けてほしいものです。