川崎仙台薪ストーブの会とは関係ありませんが−その2 福島県民の内部被曝調査結果

東大の早野(物理学)、坪倉(医学)、福島県医大宮崎、福島県平田病院佐藤氏他による10万人以上の福島(一部茨城)県民、特に三春町の小中学生ほぼ全員の食品摂取による放射線内部被曝についての大規模な調査結果が日本学士院紀要として報告されました(4月11日)。http://bit.ly/16RXbl7で読むことができます。

ネットで探してみると
福島の内部被ばく 食品からはほぼなし(NHK News WEB, http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130411/t10013833051000.html)
セシウム、99%で不検出 福島の内部被曝チェルノブイリを大幅に下回る(産経, http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130411/dst13041109560002-n1.htm
福島の住民 内部被ばく低く 2万4000人、99%非検出(河北, http://www.kahoku.co.jp/news/2013/04/20130411t63019.htm
内部被ばく:セシウム検出されず 福島の小中生1383人(毎日, http://mainichi.jp/select/news/20130411k0000m040117000c.html
福島県内の子どもの内部被ばく検出人数はゼロ 国内から初、食事による内部被ばく影響論文(週刊ダイアモンド, bit.ly/10XxYm9):これが一番詳しい
などの表題で一応報道されていましたが気がついた人はごく僅かでしょう。昨日と今日の河北と日経の紙面では探しても見つけられませんでした。飯舘村の除染に関わるようになって関連の情報が個人的に送られなかったら私も知ることはなかったでしょう。

勿論この調査結果が福島住人のすべてを代表するわけではありませんが、基礎的データ(他にはあまりない)であることは確かです。ネットでは甲状腺がんが何人みつかったとか突然死が増えたとかのデマをとばして不安を煽ったり(何が目的なんでしょうね?)放射能をなくすというインチキ商品を売ろう(この目的はわかります)とする輩が横行しています。マスメディアはセンセーショナルでない、真面目な情報もまっとうに取り上げてもらいたいものです。

犬がひとを噛んでもだめだが人が犬を噛んだらニュースにするというのがジャーナリズムの本質なのかもしれませんが。