川崎仙台薪ストーブの会:昨晩のNHKドラマ「ラジオ:某ちゃん」と某教授

晴/曇 無風の仕事日和でした

長さの精密な測定にはノギスとかマイクロメータを使います。0.10mmと0.11mmの違いを物指しで測ろうという人はいないでしょう。ところがいるんですね、目に見えない放射線については。そのひとりが新潟工科大学の某教授(建築関係らしい)で、新潟県長岡市栃尾での大槌町の木屑の試験焼却の前後で放射能空気線量を「測定」したそうです。詳しくはhttps://t.co/IJcw9Z3Rをご参照下さい。図のような如何にももっともらしい数字がいろいろ示されています。

 ところが「測定」に使ったのは放射線チェッカーRAT-1PとエアカウンターSとのこと。ネットをみると前者のお値段は9800円、一時ヨドバシにやま積みになって売られていた後者は最安3891円です。ほとんどおもちゃで計測器と云える代物ではありません。メーカーはちゃんと注意書きをつけています。

 このセンセイは注意書きを読まないだけでなく、ベクレルとシーベルトの違いすら理解していないようです。おもちゃで遊ぶ前に少し勉強したら?そして“本焼却”が始まった後のデータもきちんととって報告しようね。本焼却したら試験焼却よりずっと線量が大きくなっていなければ嘘だよね。

 僅か1.5t(軽トラ4,5台分)の検査済みの木屑の焼却で町中の放射線量がおもちゃでわかるほど(ちゃんとした測定器を使っても同じですが)増加するわけはありません。この手の人に必要なのは「常識」、あるいは「想像力」です。この教授の名前でググるとここに書いたような批判と「よく真実を暴いてくれた。やっぱり行政は嘘をついている」的な書き込みがでてきます。後者だけ読んでいるのでしょう。

 女川が舞台の表題のドラマには「震災瓦礫の受入れは人殺し」的なシーンがでてきたのでこの無責任教授のことを思い出しました。ちょっと薪の会とは関係なかったか?

 反原発でも脱原発でも主義主張は結構ですがいい加減な数字を垂れ流して復興の第一歩の瓦礫処理の邪魔をしないで欲しい。除染に関わるようになってから配信される情報が増え、加齢も寄与してイライラが募るようになりました。アルコール量が増える言い訳にはなるか。

 今日は将来が楽しみの若手の助っ人が2人参加して薪割、薪運び、フキノトウ探しに貢献してくれました。おかげでフキノトウ風味の斬新なトン汁が味わえました。

軽架線で南側尾根筋から10回くらい下したでしょうか。これはそのほんの一部です。

他には薪棚の補強。まず収納場所を確保し、伐採したらできるだけ時をおかず搬出し、玉切薪割して薪棚に保存というサイクルが回っています。これならキノコフリーの薪だけになるのは疑いなし - かな?日本には「梅雨」という大敵がいます。