川崎仙台薪ストーブの会:奇想天外発想大賞、そして木下藤吉郎方式

16日 晴 腹帯 時に強風 作業終了直後一天俄にかき曇り、驟雨。帰途虹がみえました。
17日 晴 三島 無風 穏やかな日和でした

 放射線関係でいろいろな情報が送られてきます。そのなかには時々トンデモ話が混じっています。数日前京都の風力発電所で45tの風車が落下したという報道に関し、「セシウム降下ももちろん関係してそう」とツイートした人がいる、と「セシウムってそんなに重いんだ」等のコメントがついてリツイートされてきました。風車の落下とセシウムを関連させる!ここまで飛躍した発想をする人がいるか!

 でも、いい加減な数字を作って岩手の木屑の焼却に反対する人達とは違って実害はないし、ひとを楽しませてくれるだけですから「奇想天外発想大賞」でも作って表彰したいくらいです。

 因みに原発からのCs137が政府発表の1.3京ベクレルならその総重量はたった4kg程度でしかありません。恥かしながら私もこの計算をしてみてアボガドロ数(高校で化学をとった人は習ったはずです。セシウム137なら137g中の原子の数で6×10の23乗です)の巨大さを実感しました。風車についたセシウムの重さの上限は?10のマイナス何十乗gになるか計算する気にもなりません。

 昨日の伐採地での作業はルーチンワークで玉切された杉をひたすら薪にすることでした。Og氏のお蔭で22tが順調に働き、ふた棚できました。そして国道から見える崩れた薪棚の積み直しも。この仕事に「新発想」が入り込む余地はありません。

 今日は東北生活文化大学(面倒くさいなあ、三島学園のほうがいいのに)の伐倒の出稼ぎ。まずは12m×100mの敷地中の径10cm以上の木の本数の確認から。ナンバーテープを貼っていきます。縄を縛るのではなく印刷されたものをタッカーでとめるのは進歩ですがこれって木下藤吉郎が信長に褒められた方法と本質的な違いはありません。500年たっているのに。セシウムで風車を落とすくらいの斬新な発想はないものかしら。予想通りの200本だったそうです。

 今日のところは笹などの下草、アオキやツゲなどの灌木の刈払いや小径木の伐倒。ビフォアーです。

 小枝は道と逆の斜面の上に引っ張りあげます。作業開始から終了までの歩数は約8000歩でしたが傾斜地での作業は足にきます。

アフターです。林内がすっきりしました。
勿論必要な人には帰途お土産つきです。次回は24日で易しいものから伐倒開始とのこと。参加できません。残念。