川崎仙台薪ストーブの会:軍木(ぬるで)五倍二と串カツ十円の丞、そして熊?

晴 午前中はしのぎ易かったが午後急に暑くなりました

花の少ない今の時季、林縁で目立つのが上に向くヌルデの白い穂花です。漆の類で羽状複葉、ニシキギのような翼があるのが特徴です。虫こぶを五倍子と云って江戸時代にはそれからタンニンをとって既婚女性のお歯黒に使ったそうです。
 滝沢馬琴南総里見八犬伝」に軍木五倍二という小悪党がでてきます。この物語はやたら登場人物が多くて今は八犬士の名すらろくに覚えていませんが軍木五倍二だけは毎年秋口に白い花を見る度に思い出します。そして同時に「串カツ十円の丞」とか「コロッケ五円の介」とか昭和20年代のナンセンス漫画家杉浦茂の作品(猿飛佐助?)にでてきた名前も。今、手塚治虫を知らない人はいませんが、私には子供時代にその作品を読んだ記憶がありません。当時の東京下町の悪ガキにとっては高尚すぎたのでしょう。
 午前中車路の草を刈ってくれた人がいました。車のセンサーが草にも反応して右だ、左だ、前だ、後ろだとうるさかったのですが、おとなしくなりました。我家の青空車庫付近の草もなんとかしないと。尾根筋の道の草刈をした人は蜂にさされ、昨年自分が刺された時は「家に帰ってから母ちゃんに吸ってもらうからいいよ」とかのろけていたひとが吸引器だとか消毒液だとかはしゃいでいました。おかげで救急箱の中身を知ることができました。他は出稼ぎで伐ってきた桜の始末;薪割と薪棚整備。午後はその続きと薪棚No.4(中身はもうできています)の材料準備。
 昼食。コンパクトディジカメのフラッシュでは力不足です。
 三つの薪棚が満杯になりました。No.3の屋根が完成しています。No.1はコナラ、No.2と3はサクラです。また、NO.1の向こうにNo.4に入るはずの今日割った薪が野積みになっているのがかろうじて分かります。
 旧休憩小屋の向かいにあったヤブデマリ?カンボク?(春に白い花を咲かせていた)が折れていました。周辺のススキも倒れています。
折れ口です。実を食べにきた熊の仕業以外に考えられないと私は思うのですが。