復活変じて復興の薪とエクストラクター

曇 ここのところずっと梅雨のようなお天気です

今日はB作業の日。先週同様玉切り、薪棚作り、薪割り、薪束作り、薪出しと適当に分かれて作業。草刈りをしてくれた人も。集材機による薪出しは新兵器の500kgのチェーンホイストでずっと操作性が上がりました。

  以前から邪魔に思っていたのが写真のキャリアの左下に見える黒ずんだ小枝の山です。キャリアがビスターリに動いてくる間時間はたっぷりあります。片づけを始めたら左親指があ痛!皮手袋の上から刺され、周囲を数十匹のハチが飛び回っていました。逃げましたがすでに左腕にもう2ヶ所刺されていました。というわけでかねて準備の薪の会のエクストラクター使用第一号の栄誉を手にすることができました。8時間後の今でも痛むし赤く腫れているので消毒薬兼麻酔剤を大量に服用しています。アシナガバチに刺されたことは何回かありますが、スズメバチは初めてです。何スズメバチかは分かりませんが、やはりアシナガとは違います。オオスズメバチでなくてよかった!


その後NYさんが「ハチノック」で退治してくれましたがその後も何匹かみかけましたので根絶はしていないのでしょう。眼ざわりだと思っても写真の小枝の山には手をださないように。但しその手前に見える薪置場で仕事をしている限り何事もありません。また、不思議なのはそれまでに何度もキャリアの材やチェーンがぶつかっているのにハチがでてこなかったことです。ハチを刺激するには機械的ショックに加えて人間の体温か炭酸ガスか何かが必要なのでしょうか。


 吉里吉里の「復活の薪」の件ですが − − 。何故そうなったのか不明ですが、結果として分かったことは振込んだお金は返金され、註文は受けつけられていなかったということでした。いくら待っても配送されるはずはありません。そこで改めて発注しようとしたら「注文が殺到して製作が追いつかない。一度の注文は5個以内にしてくれ」とのこと。そんな状況なら新規の受注は却って迷惑かと思い、ネットをしらべてみたら陸前高田でも「復興の薪」という名で類似の企画があることが分りました。一本だけ残ったという高田の松原の松がロゴマークです。個数制限もないし、吉里吉里ほどには事業がスムースにいってはいないような印象を受けたので、こちらに発注しました。今度はうまく処理されますように。

  分かることは顔が見える被災者の方を支援したいと思っているひとは多いことです。その思いを被災地とつなげるのは情報で、いち早く事業を立ち上げてメディアにとりあげてもらえば芋蔓式に広く伝わります。今回「津波 薪」で検索したら吉里吉里ばかりでてきて陸前高田に辿りつくまでかなりかかりました。勿論基本は情報の内容、すなわち事業の確かさにあり、その判断はネットの社会ではホームページの印象にかなり依存しますが、その点でも復活の薪と復興の薪は差があるように感じました。判官贔屓で復興を応援することにしました。
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