集材機の本格運用

晴 我家ではタイザンボクがこれまでにない数の花をつけています。 


  いろんなことを調べている人がいるものです。今200近くある国のうちで、首都からその国の最高峰を1年に何十日も見ることができるのは日本だけだそうです(田代博「富士見の謎」祥伝社)。1年に何十日も、と限定しているからにはごくたまになら最高峰を遠望できる首都を持つ国があるのでしょう。一体どうやって調べたのでしょうか。ちなみに富士山が見える最遠の地は和歌山県にあるとのこと。

 今はスカイツリーがどのくらい遠くから見えるかがマニアの話題だそうです。理論的には福島県の吾妻山から見えるはずだがこれまでの実視記録は福島茨城県境の八溝山までとか。宮城からはスカイツリーはおろか富士山も見えるはずはないので、ぐっとローカルに我家近くの中山大観音がどのくらい遠くから見えるかにでも挑戦してみましょうか。刈田岳山頂付近から見えることだけは確かです。

 今日は初めて本格的に集材機を使っての玉切り材の搬出。地上に2mのワイヤを2本並べてその上に玉切り材を置けばよい(上写真)のは楽ですが、大変であることが分ったのは人力ウインチでそれを空中に引っ張り上げる作業(左写真)です。あとは到着までは集材機が仕事をしてくれます。空中飛行中の写真のうち一番太いものが22cmφですから50cmφとして一回に運べるのは層積立米として0.15-0.2。1往復約10分、最初の約1時間で5往復したところまでは数えましたから、一日で20往復としてやはりog氏の試算通り3立米程度となります。人力とは比較にならないことだけは確かです。左側におまけについている40cmの材は空で帰る時の重しです。


下の写真はSK氏製作の40cm用の薪棚です。駐車場の片隅なのでやや窮屈なのはやむをえないところです。薪で一杯なので作りの詳細の写真をとれなかったことが残念ですが、70φくらいの杉丸太を柱として木ねじで組み立て、合板の上に12t×150wの杉板を下見張風にのせて屋根としています。側面も12t×100wの杉板で下見張の作りです。屋根の合板以外はすべて手持ちの廃材を利用したとのこと。日当たりのよい南西向きなのでひと夏すぎれば薪は充分乾くでしょう。その頃には屋根全体をつるバラが覆うはずとか。そうなった時の写真を乞ご期待。