ブルーシート

晴 暖かく、尾根筋からは風の音するも谷間の伐採地では微風

 
黄金週間のさ中の薪の会。津波で床上浸水し、乗用車、軽トラどころか農業機械一式すべてを失なったOK氏も新車の軽トラで参加してくれました。今年の稲作は断念せざるを得ないとのこと。全くお気の毒です。

 陽光の下での玉切り、薪割り、薪束作り。OK氏もお元気に作業されています。
 前回までに釣瓶式野猿で下ろした材の殆どすべてを40cmに玉切りして積み上げ、約160束の薪束を作り薪棚に収納。薪棚の屋根の棟竹、たる竹も段々形を現わしてきました。

 我団地は幸い地盤がよいらしく、瓦屋根のブルーシートはよく見かけますがそれ以外の深刻な被害はあまりないようです。町内会もちゃんと機能し、地震直後には炊出し(備蓄はアルファ米だけだったが近所の焼肉屋さんが具材を提供してくれたとのこと)をしました。その炊出しや近所の学生寮の給食の調理に使う薪をSK氏と共に提供して感謝されました(エヘン!)。

 
我家のブルーシートは屋根ではなく薪小屋の中にあります。中身は書籍が入った段ボール箱です。以前は買った本(雑誌以外)はすべて持ち続けてきたのですが、昨夏“二度と読まない本に囲まれて暮らすことの愚かさ”について悟りをひらいて15箱くらい処分しました。悟りはひらいたもののその後の実行が伴わずに3/11に至り、床に散乱。そこで選んだ本だけ書棚に戻し、それ以外は積んでおくことにしたら三分の一程処理したところで4/7の余震にあい元の黙阿弥。

それにもくじけず不要本は段ボール箱に入れて薪棚に置いてブルーシートをかけた、というのが写真です。ついでながら、本は大きな箱にいれると重くて大変です。2Lペットボトル6本入りの段ボールが最適であることを発見しました。同じ規格の箱なら重ねるのも容易です。今回、本が溜るのは本棚があるからというもう一段上の悟りを得て、本棚(ホームセンターで買った安物です)を3本壊して明日震災ゴミとして捨てる予定です。