番外31回目“野晒し紀行”考

無風快晴 作業をすると汗をかくくらいでした

 今日は9名+2名(経験があり、会員になってくれそうな頼もしい若い助っ人)で玉切りその他の伐倒木の整理、薪割り、薪束作りと分れて作業が進みました。かなり雪が溶け、軽トラどころか高級4駆車で入って来た人もいました。但しぐずぐずで途中で深みにはまり、こんな道具で助けてもらった人もでましたが。前回のキャタピラ同様、事が起きてもどこかから何かがすぐでてくるのがこの会の会員のすごいところです。

 現場から理事長宅脇へ軽トラ5杯分薪束を運びました。250束くらいでしょうか。以前運びこんだ薪束はすべて捌けたとのことで空っぽでした。値段だけ決めていても“薪束そのものは存在しなかった!”前シーズンまでに較べ、大きな進歩です。

 順序から云えば古いものから処理するべきでしょうが、誘惑に抗しきれず、玉切ったばかりの材を薪にしてみました。カエデの類でしょうか。なんとも艶めかしい肌をしています。1年も2年も野晒しにされてキノコが生え放題だった可哀想なものとは大違いです。“野晒し”は芭蕉ならわび、さびの世界に誘ってくれるのでしょうし、落語なら美人が夜訪ねてくれますが、薪はいけません。何も良いことはありません。

 作業終了間際の現場です。