番外25回目 含水率計

晴 無風

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

お正月の3日に来るのは約束した某氏くらいと思っていたら、他にも2名の参加があり、しかも3人とも昨日も作業をしたとのこと。そのうちの御一人は中華のプロとのことでお昼はギョーザ、ラーメン、オジヤで満腹に。

薪束作りのつもりで来たのですが作業小屋の拡張をするとのことでこんな形になりました。8畳間くらいでしょうか。

 また衝動買いをしてしまいました。ネットで6300円というのを見ての含水率計です。産地がどこかも明らかでなく、取説には含水率の定義等知りたいことはなにも書いていない怪しげなものですが、乾いた薪の木口を測ると皆15±1%、割って中を見るとものにより15-30%を示すので絶対値はともかく相対値は信用できるのでしょう。含水量による抵抗の違いを測っているだけだろうから、と抵抗値と含水率計の表示の関係を測ってみたら30MΩで17%、1MΩで27%を示しました。対数でプロットしてみると15%は100MΩくらいになります。

 それならテスターで代用できるはず、と測ってみたら抵抗値はプローブの押し付け方次第で、このくらいの高抵抗になると普通に測るのは接触抵抗だということが改めて分りました。含水率計はプローブの先端が尖っていて押し付け方にあまり依らないようにちゃんとできています。

 上の実験のために上京の際秋葉原ラジオセンターに寄ってみたところ、なんと抵抗やコンデンサーを売っている店がすぐには見つかりませんでした。昔(20年以上前の話です)はいくらでもあったのに。ようやく一軒みつけて買えましたが、暇そうに本を読んでいた店主は私からみても相当のお年で、抵抗1個11円。100kから10Mまで計12個買って132円。商売にならないことは明らかです。

 柴田翔「ロクタル管の話」の世界は遠い昔の話になりました。秋葉原のジャンク屋で中古の真空管を買う話で、半世紀近く前のベストセラー「されど我らが日々」の単行本に添え物としてつけられていた短編ですが、私にはこちらの方がずっと強く記憶に残っています。