番外18回目 虹と賽の河原

曇 時々晴れたり時雨たり

昨日「明日入山します」というメイルがあったので腹帯へ。“その年最初の本格的な冬型の気象配置になった日は仙台で虹が見られる可能性が高い”というのが私が発見した(と思っている)経験則です。2回目以降は湿度が下がっているからでしょうか、確率が低くなります。500hpaで-30℃の寒気が日本海沿岸まで南下し(岩見沢市のホームページ)、秋田や青森では雪と予報された今日が今年のその日でした。支倉から釜房大橋にかけて完全な虹が右前方に。残念ながらその後は腹帯の谷底だったので見ることはできませんでしたが、家人によれば仙台からもしばしば見えたそうです。
 
 近頃B作業に参加する人数が統計上は増えたのではないでしょうか。以前は今日のような場合、用紙に記入して理事長宅に行くのが面倒、と届けなかったものですが、最近は代表者がまとめてメイルしてくれるようになりました。

 今日の作業の最初は薪置場に雨露雪をしのぐためのブルーシート架け。手前は萌芽更新中(多分1年目)のコナラです。笹になぞ負けていません。帰り際に撮った写真なので左手奥には次の写真の南斜面中腹から今日おろした放置木の集積が見えます。参加者4人のうちの軽トラ3台に比べ、高級?乗用車1台が光って見えます。実は10年目でぼろぼろなのですが。

 次は釣瓶式矢遠で南斜面中腹の放置木の整理。あの辺の放置木はすべておろしたものと思っていたのにまだまだ沢山ありました。まるで賽の河原、下しても下してもいくらでもでてきます。まあ、同じものがまた自然に上がってくるわけではないことが救いですが。ただ、その分薪置場を新たに作らなければなりません。

 12時をかなり過ぎてようやくおろし終り、午後は矢遠の鳥居を尾根上に移動。重かった。傾斜のとり方やロープの張り方の兼ね合いが難しく、鳥居の場所を何度動かしたことか。ようやくまあまあこれで、と妥協した時は既に4時をかなりまわっていました。帰途暗くなっていたので曲がりそこない、川崎町中心部を走ることになってしまいましたが、中心部といっても自転車を1台追い越しただけで、歩行者は見かけませんでした。