番外16回目 薪の会 落葉と今日の腹帯薪事情

無風快晴 暖かい

数日留守にして戻ったら落葉掃除に半日かかりました。辛夷やナナカマドは落ちつくしていますがまだまだナラ類は茶色の、榎は緑や黄色の、ナンキンハゼは黄から赤のグラデュエーションの葉を沢山つけています。このナンキンハゼが難物で、柔らかく平べったい葉が乾いていても地面にはりついて箒にも熊手にも頑強に抵抗します。ある種の男を「濡れ落葉」と形容するより「ナンキンハゼ」とするほうが風雅だし、ぴったりなのでは、と思います。7月、穂状の花には蜂など昆虫が群がり、ハート型の葉が新緑も紅葉も綺麗なのですが、わざわざこんな木を取り寄せるのではなかったとつくづく思う季節です。暖地なら冬に鳥を呼ぶ白い実も仙台では殆どつかないことは誤算でした。猛暑の今年はきっと、と期待したのですが、自然はそれほど単純ではないようです。

 さて、このところtree house club会員全員が薪の会の放置木の処理にかかりきりで11月は一度も本業の活動なし。今日も放置木で比較的状態の良いものを薪割りして最終商品?にする作業。

 手前のような玉切り材がうしろのような薪に。これなら多少は見られる?軽トラを持たない人もアクセスできる場所に、乗用車のトランクでも運べる形におくことが次のステップでしょうか。そうなれば薪の会の会員なのに他から薪を入手しようとは思わなくなるでしょう。とにかく何本か伐倒したら次の伐倒の前にきちんと処置することにして、伐倒木を放置することはやめましょう。

 見捨てられ、「ご自由にどうぞ」となった放置木ですが、捨てる神あれば拾う神もあり、で今日は植菌会の流れで5,6名が軽トラで持って行ってくれて大分減りました。それができるのも橋などのインフラが整ってこそ、です。薪としては十分機能するので汚れを気にしないで持ち運べ、ストックできる環境をお持ちの方にはお奨めです。

 定例会も休み、2週間来ないうちにこんな場所ができていました。ベースキャンプの後の薪棚には屋根がかけられつつあるということを後で聞きました。その様子は次のお楽しみに。無風快晴の今日の山仕事、最高のレクリエーションでした。