番外11回目:薪の会 臨時B作業と遊び仕事

曇 暑くも寒くも風もなく、絶好の遊び仕事日和。

 3日前に急遽呼びかけての臨時B作業にもかかわらず、本日は多くの方のご参加を頂き、有難うございました。こんな作業をして

ようやく南側の谷の道沿いの放置木を集積できました。計30立米くらいでしょうか。

 これからはどう搬出してどこに集積するか、そのためのインフラは何が要るかを事前に考えて伐採を始めなければまた山を汚し、資源と労力を無駄遣いすることになってしまうことになると思います。

 いろいろ自分勝手に遊んでいる人がいて困ったものです。この欄干は仕事の都合で日曜日の例会には来られない人が休みの日に一人で来て作ったもの。単独入山は危険なので禁止という野暮はこの際やめましょう。熊に喰われても自己責任です。

 こちらは架橋の際の残材を勝手に自宅に持ち帰り、テーブルにして戻したもの。休息小屋の大きさにあわせてもう一つ、と注文したら次に橋を作る時、という返事でした。どこかに橋をかけなければ。

 いつのまにかこんなに馬もできていました。集積した80cm材を40cmにして持ち帰る際にご利用下さい。

 薪の会のビデオをNHKで「遊び仕事」の例として紹介してくれた鬼頭秀一氏は”マイナーサブシステンス”という言葉を意訳してこの言葉を作ったとのこと。このsubsistenceという単語は辞書でみると「生存最低生活」「最低限の暮らし」などと訳され、生き延びるに汲々というイメージですが、OXFORD英英では「生きていくのに丁度十分な(just enough)お金や食べ物がある状態」とあり、こちらならあくせくせず悠々と暮らしているという感じにもとれます。ただ、justという言葉のニュアンスはいろいろ難しいようですが。"subsistence agriculture"は「家族が必要な分だけ耕作・牧畜をする自給自足農業」だそうです。実際には耐えられないでしょうが、なんとなく憧れてしまいます。