KSMaki:薪の会

 何回か番外編で触れたKSMakiとは川崎(宮城県川崎町です。神奈川県ではありません。)−仙台薪ストーブの会(http://kawasaki-shigen.jp/group/maki/)のことです。この会はNPO法人川崎町の資源をいかす会(http://kawasaki-shigen.jp/)内のいくつかの部会の一つで、エネルギー源を化石燃料に頼るようになった今では放置され、荒れている里山(具体的には川崎町腹帯地区の町有林)に手をいれて萌芽(林業関係の方は「ぼうが」というようです。要するに「ひこばえ」です)更新により若返らせると共に、伐採した木で薪を作って持続可能なエネルギー源として利用しようという活動をしています。
 そんなもっともらしい理屈はさておいて、会員として活動すると、 1. 環境に貢献できる、2. 薪がただで手に入る(労働は必要ですが各自の体力の範囲で如何様にも) ことは勿論ですが、3. 森の中で身体を動かすので心身両面で健康に良い、そして何より 4. 素晴らしい仲間に会える、という一石四鳥の効果があります。何の予備知識も能力も、道具も要りません(汚れてよい服装と長靴、手袋等以外)。森で遊ぼう、という心が必要十分です。SaruhanatreeはKSMakiの会員のうちの何人かがもっと森を楽しもう、と始めたものです。
 伐採して薪を作るのは落葉樹の葉の落ちた冬ですが、その準備として春−秋にも雑草の刈払い、道路整備や架橋(本ブログ7月11日及び28日参照)、休憩小屋の建築(これは今のところ夢)等をしています。宮城県あるいは近県の方(勿論遠方の方でも)で興味を持たれた方はどうか上記URLにアクセスしてみて下さい。
 写真は伐採して2年目のナラ類の切り株からの萌芽。樹高は既に3mを越えています。苗を植えるよりはるかに効率が良い(笹や雑草より早く成長するので刈り払いの必要がなく、2,30年で立派な薪となる)ことがわかります。