川崎仙台薪ストーブの会:針葉樹の薪

午後からとの予報だったのに仕事を始めかけたら降りだし、結局お茶を飲んだだけで解散。

 たった一週間前は往還にあんなに目についたクリの花がすっかり目立たなくなっていました。初夏に花を咲かせ秋にはあの大きな実になるために生き急いでいるようです。

 腹帯伐採地には風で倒れたあるいは邪魔なので伐倒したスギやカラマツが野積みにされています。先週だいぶ搬出・薪割しましたがまだまだ沢山残っています。今日もその続きをするつもりでしたが雨で残念でした。

どうも針葉樹の薪に対する偏見があるようです。スギなんて、とかカラマツって燃せるの、とかを耳にしたことも何度かあります。以前植木屋さんからヒマラヤスギを大量に貰ってほぼひと冬そればかり燃していたことがありますが何も問題ありませんでした。

 ネット(木材博物館)には比重としてアカガシ0.87ツバキ0.81ナラ0.67アカマツ0.53ヤマザクラ0.50カラマツ0.50スギ0.38等とあります。乾かして含水率15%時の数字(気乾比重というのだそうです)とのことですが、一体どうやって含水率15%と判断するんでしょうかね?商売柄長年染みついた他人のデータを批判的に見る(俗にアラさがしとも云います)性悪根性が抜けません。

 上記の数字の中ではスギの軽さが目立ちます。でもすぐ燃え尽きるが着火材には良いと云われています。マツは油が多いので高温になってストーブを傷めるとのことですがそれも使い方次第でしょう。比重からするとカラマツをスギと一緒に「針葉樹」で括って同じ棚に積んでは気の毒ですがそう細かく分類するわけにもいきません。
 DLDという長野県の高遠が本拠の薪ストーブ屋さんが顧客に薪ラックを配ってLPガスと同じように減った分を定期的に補充するというサービスをしており、その薪は長野県ではアカマツ・カラマツなどの針葉樹だそうです(同社HPより、仙台では広葉樹ミックスで価格は1.6倍)。差別をして針葉樹だからといって放置して虫に任せる(針葉樹にはキノコは生えないようです)手はありません。

 これは搬出が遅れて「キノコつき」になった休憩小屋前の広葉樹です。燃すには十分でしょうが乗用車に乗せて運び出す気にはなりません。どなたか軽トラをお持ちの方、如何ですか?無くなれば景色が良くなる上に広場がより広くなりますからお礼つきで差し上げたいくらいです。