川崎仙台薪ストーブの会:三島なうと伏条更新

曇り後雨

 ふと思いついて回り道をして三島学園に寄ってみました。南側はこんな感じ。

 北側には手頃な玉切材も残っていて食指が動きましたが - - 一応背広だったので手をだしませんでした。

 萌芽更新は盛んです。これはリョウブでしょうか。親も萌芽更新したもののようです。世代毎に同心円の半径が拡がる?まさか。

 奥は最後まで残しておいたサクラ(http://d.hatena.ne.jp/saruhanatree/20130509/)ですが既にかなり芽をだしています。

 伊勢湾台風(1959年9月)の2年後の夏、尾瀬から奥鬼怒に至る黒岩林道というあまり人が行かないルートを辿ったことがあります。倒木を乗り越え乗り越えの山旅で、伊勢湾台風の猛威を実感しました。その山旅で倒木の上に幼木がお行儀よく一列に生えているのを見て異様に感じました。が、特別なことではなく伏条更新あるいは倒木更新と云われるもので、親木が倒れたので日照がよく、栄養も供給される上に地面に直接接しないので黴菌にも強いとのこと。
 今、「黒岩林道」でググってみたら 「古い記憶の“倒木ランド”の影も薄く、楽々進むことができ」 と書いたブログに出合いました。50年たてば倒木も朽ち果て、山も再生するのでしょう。

 腹帯では以前は搬出が追い付かず多量の材が倒木同様放置され、キノコがフリーに生育する(キノコフリーとは逆です)場を提供していましたが、その上に幼木が生えるというのは見たことがありません。黒岩林道ではオオシラビソだったでしょうか、針葉樹でした。樹種によるのでしょうか。