川崎仙台薪ストーブの会:本を殺すもの

晴 無風 朝腹帯では道端に白いものが点々と。昨日は仙台で初雪が舞いました。

理事長宅脇のA棚B棚の在庫が尽きかけているとのことで薪をバケツリレーで軽トラに載せて運びだし。10台でほぼ満杯になったとのこと。終了後写真を撮るつもりでいましたが、早くビールを飲みたいという深層心理が働くのか457号線を無意識に左に曲がってしまい、気づいた時は手遅れ。

上流の急斜面の伐倒木を沢筋からあげて玉伐って運びだし。

仮免許です。後方いくつもの薪棚が空になったのが見えます。

IN氏が細枝を丁寧に片づけてくれ、素晴らしいスペースができました。シバは「どうぞご自由に」です。軽トラさえあれば持ち帰りたいところです。


 EM菌を含む「トンデモ科学」について積極的に発言している菊地誠氏という物理屋さんがいることを最近知りました。自然科学者なら当然の論理を展開しています。
 で、先日新聞に「疑似科学」がタイトルに入っていた「菊池」氏の新刊の短評が載っていたのですぐにネットで注文したところ、1,2頁読んで「何か違う」と気が付きました。よくみると著者の名は「聡」で心理学者だそうです。どちらも一字名前で紛らわしい、などと文句を云ってみてもよく確認しなかった自分が悪いのですが。見方こそ違え、この本の論旨も納得できるもので、買って損はしませんでした。
 こんなこともあるので本は一度手にとってちらとでも見てから買いたいものですが、郊外のショッピングセンター併設の書店にあるのは雑誌や漫画が殆どです。中「山」と青葉「山」の往復だけ(それ以外で最近行ったのは腹帯と福島の飯館村くらい)の今の生活では夕方気分転換に丸善までちょっと散歩、という片平時代の贅沢は望むべくもありません。
 「書評を見て注文するとすぐに届けられるようなシステムができないか」とあったのは最近世間を騒がせた佐野眞一氏が2001年に出版した「だれが本を殺すのか(プレジデント社)」だったでしょうか。今それは実現していますが本そのものを手に取って見ることはできません。街に出向くのを億劫がる高齢者も本を殺す犯人のひとりかもしれません。

 飯舘村残照(11/24)。人が居ないことと田畑に作付けが見られないことを除けば美しい日本の山村の原風景です。