霊芝とツーバイフォー材


 霊芝のホダ木にするコナラをとりにA作業(自分のためにする)で入ります、という某氏のメールにキノコはスーパーで買うだけの人間は「だめもと」と思って昨日参加しました。週末には絶対に仕事をしない生活に入って4年近くになります。日曜に家にいても「小人閑居してビールを飲む」のが関の山ですから、腹帯で体を動かせば霊芝を飲めなくとも健康によいことは確かでしょう。

 総計3名。集材機を操る(までいかないのが問題ですが)人、山の上でワイヤをかける人、その間でもろもろをする人、と常時3人動く必要があり、写真をとる暇がなくてこの一枚だけです。サクラが1本、シデが1本、コナラが8本数えられます。写真ではあまり太くは無いように見えますがどうしてどうして。ここまでやったところでワイヤが噛んでしまい、お昼に。午後は玉切りしたところで力尽きて搬出や植菌は後日ということで終了。でもほぼ伐倒したままの姿で集材機でおろし、下で枝払い、玉切りをするようになって本当に楽になりました。

 下の写真は23日に“きもち”代わりに貰ってきた伐倒したばかりのコナラを薪にしたものです。80cm玉切り材2本分です。ほれぼれします。来シーズンには活躍してくれるでしょう。
 後ろに見えるのは我家の薪棚のひとつです。橙色で御馴染のアメリカの電動工具メーカーのBlack & Decker社のホームページの設計図をもとに2×4や1×6材で作りました。メートル法で設計して2×4材を使うと必ず端材がでますが、うまくできたインチ単位の木取り図ではさすが半端がでません。ホームセンターで2×4材を縦に切ってもらったものを2×4材にあてがって柱にしています。
 2×4とは(1と1/2)×(3と1/2)インチを意味します。これは1.5×3.5インチではありません。0.1インチという単位は存在しないのです。1インチの下は1/2, 1/4, 1/8, 1/16 - - インチと2進法です。そんなこととはつゆ知らず、アメリカに行ったばかりの時に1インチ=25.4mmで適当に換算してくれるだろうとメートル法で設計図を書いたら突き返されました。因みに1/256インチが0.992mmになりますが、1mmを二進法で正確に表そうとしたらどうなるか。そんな換算をやっていられるか!と怒った旋盤工の気持が今はわかります。ところで1×6の6は2や4と同じように(5と1/2)インチですが、1だけは3/4インチです。
 4月7日の余震でこの薪棚のひしゃげがますます進んだので直そうとしたら木ねじが何本も折れていました。頭の方はすぐ抜けますが足のほうは簡単には抜けません。立っているんだからまあいいか、と横着を決め込んでいるので柱と梁の間に隙間があります。次の大地震では倒壊必至です。