新兵器と軽架線移設

昨日は曇 蒸し暑かった 仙台での最高気温30.3℃
今日は晴 もっと暑かった 同 32.9℃

ススキの季節です。30年前NYからLAへのドライブの途中ネバダの山道で夕方逆光でススキの群落を見てなにかほっとした記憶があります。でもアメリカでススキをみて嬉しがったのに日本でセイタカアワダチソウを見て憤慨するのは矛盾ですね。「スズメもモンシロチョウも外国からやってきた」という本がありました。タイトル以外は何も覚えていませんが。考えてみれば日本人だって外国からやってきたんですよねー。

昨日7名、今日3名で山作業。今日は特に暑く、500ccペットボトルを3本空にしました。沢水が飲めるのは本当に有難いことです。

昨日はまずはハチ退治から。イントレピッド(恐れを知らぬ人)。左上が巣の入り口でハチがみえます。虐殺幇助で私の地獄での蜘蛛の糸への望みは諦めました。右は昨日登場の新兵器、二連の集材機です。


主として軽架線の張り替え。従は薪棚整備。地図をご覧下さい。北側尾根のケヤキに金車(滑車)をかけ、南側尾根の切株と新兵器付近の木との間にワイヤをはります。位置は適当(特にケヤキはもっと低い位置)です。地図の方もいい加減で、この地図からは読み取れない沢筋があり、下の写真のようにその谷を両岸から伐った玉切り材が埋めているのでそれを吊り上げる為にワイヤはその上を通ります。かなりの急斜面です。いつか猿の群れが軽々と行き来して遊んでいましたが、人間である私はできればご遠慮したい傾斜です。


2名がワイヤをかついで伐倒木で埋まった急斜面の沢筋を直登しています。残りは刈払い、腐りかけた大量の丸太・枝のかたづけ等薪集積所の整備とかの後方支援ならぬ下方支援。随分と使い易そうな土場ができました。

 玉切り材を持ち上げるのにチェーンホイストは手軽で便利ですが、なにせ揚程が1.6mしかありません。ほぼ平らに張った以前の架線ではそれで十分でしたが今回はワイヤと地面の高低差が大きいので使えません。新兵器はプーリーふたつを独立に動かせるのでもうその一方を使って持ち上げよう(もう一方は勿論運搬用)という算段です。ワイヤは重量を支える1本、運搬用の1往復、持ち上げ用の1本を使います。

新兵器は変速機もついていてこれまでの集材機に較べてずっと高速で効率が上がるはずです。og氏は他にも新兵器を用意している模様。

いくつもの金車とヒッパラ−で張りを調整。

試運転。で成功!しかしあの急斜面で作業をするのかと思うと憂鬱です。3年前の北側尾根の北斜面とどちらがより急か。雪の中を伐倒してくれたワンファミリーの方々に脱帽。