アーロン収容所

晴 無風 暑かった

 ビルマの捕虜収容所で炎天下の強制労働を強いられた会田雄次がその出世作「アーロン収容所」で紹介していたインドの民話です。意地悪な姉と心優しい妹がいました。途中は忘れましたが最後に妹は天に昇って月になりました。そして姉は−なんと太陽になった!太陽=意地悪が納得できる季節です。

 昆虫少年だった昔、虫を沢山殺したのでその罪ほろぼしに今は蚊や蝿、ゴキブリなどの有害昆虫以外はなるべく殺さないようにしています。迷い込んでばたばた暴れる蛾もできるかぎりそっと捕えて外に出します。地獄に堕ちたら蜘蛛の糸が沢山おりてくると信じています。

 ハチは駆除することになりました。可哀想ですがやむを得ません。安全については「フェイルセーフ」が基本です。手をださないから大丈夫、ではなく間違ってあのブッシュに突っ込んでも大丈夫、でなければなりませんから。それにハチに刺されても直後に何も起こらなければ医者に行こうとは思わない野蛮人(家人からは日頃そうレッテルを貼られています)は多くはないことでしょうし。

心優しいご婦人方はお医者さんに行きましたか?と聞いてくれます。野蛮人は“医者に行ったってせいぜい鎮痛剤を処方するくらいだろう”と心の中で毒づきながらええまあ、ご心配有難うございます、などといい加減に答えています。

 上がハチ駆除の正装です。上着の表と裏の間にファンで空気層を作って隙間をあけているそうです。刺された話をすると半袖だったからいけなかったという人がいますが長袖のポロシャツ程度ではなんの役にもたちません。何しろホームセンターの安物とはいえ皮手袋の上からでも刺されたのですから。

 ハチさん南無阿弥陀仏。 

 以上は昨日の写真です。今日も4名で杉皮剥きと薪の目安箱?作りに分れて作業。
杉の皮剥ぎのためには道具(杉の小枝が材料)から作るのがプロのわざ。それを使って綺麗に剥いています。杉は材よりも皮のほうが高価だと聞いています。商売替えしたほうがよいのでは?


  懸案の薪の目安箱、NT氏の試作品は少し小さめだったとのことで心持ち大きめの箱を作ってもらいました。22cmφの薪束8個(=30cmφの薪束4個=4きもち)をいれてみるとこんな感じになります。上の背板の下辺まででその半分、2きもち分とのこと。芸が細かい。薪束作りの手間を考えると会員はできるだけこれを使ってバラの薪を持っていってもらいたいものです。

 エンドレスタイラー方式(軽架線と集材機を使ったロープウェイ式運搬)の採用により集材効率が上がり、集積所にまた玉切り材が溜ってきました。早く薪にして乾燥させないと。そして斜面にはまだまだ下ろすべき材が大量に残っています。