番外6回目 薪の会:工兵

朝起きた時は小雨だったが次第に本降りになり、気象庁のレーダー画面には前線の雨の帯が太くはないものの色濃く斜めにはっきりとしていたので一時はやめようかと思いました。が、時系列を追っていくと前線は段々南に下がっていくようだし、南西の空は明るいのでgo、で結果オーライ。でも次第に空がまた暗くなり、お昼を食べ始めたらぽつぽつときて食べ終わる頃には雨脚が強くなって解散。

今日も砕石をキャリアカーで運び、泥道にまく。今年は階段作りから始まって橋架け、道普請とやっていることはまるで工兵だ。それも古代の。塩野七生ローマ帝国の軍事力はマニュアル通りの仕事ができる優秀な工兵がいてこそと力説していたが、彼らのは1馬力の動力を使ってどのくらい機械化されていたのかしら。まさか自分が工兵をやるとは思わなかったので読み飛ばしたのかもしれないけれども、それを調べにあの長いのをもう一度読む気にはならない。まあ、チェーンソーの便利さだけは間違いなく我々の勝ちだろうが。ずっと前に何かで読んだ「森林の経済的価値は面積と道路の総延長の比で決まる」という言葉も、今は頭でなく体で理解できます。

自称元プロ現在喫茶店マスターの某氏からは「素人がやると云々」と酷評されましたが、見栄えなんかどうでも役にさえ立てばいいだろ!というのが清く正しいアマの生きかた。ペーパーをかけて塗料を塗るなんてやってられるか!ビニールテープだって赤は赤だ!という主義で「蜂蝮用吸引器(使用法を確かめたネットではエクストラクターという名でした)」用の箱を作りました。現地で道具を保管しておくブルーシートの下に透明のビニール袋で包んで置いておきましたのでどうかご愛用の程を。冗談はさておいて、9月の定例会で試していない方は万一のために是非一度現物と使用法をお確かめ下さい。